ファイナンス コンシェルジュ

RCI
ファイナンスブログ
シストレと言えばアヴァトレード MT4


トルコリラ特集

副首相:トルコはシリア分割案を拒否2016-03-09 01:11

ヌーマン・クルトゥルムシュ副首相は戦争で荒廃したシリアを分割する考えをトルコが拒否したとあらためて表明しているが、一方で、主要国は新たなサイクス・ピコ条約を模索しておりこれにより危機を取り去ろうとしている。
 
サウジアラビア系・アラビア語新聞デイリー・アシャーク・アル・アウサット紙(Saudi-funded Arabic-language daily Asharq al-Awsat)のインタビューで、クルトゥルムシュ副首相はシリア国民はバシャール・アサド政権の運命について最後の決断をするべきだと話している。
 
シリア国民は2011年前半からたちの悪い内戦に拘束されており、アサド政権は民主主義寄りの抵抗勢力に対して予期せぬ凶暴性を持って取締りを行っている。
 
「シリアで起こっていることは新たなサイクス・ピコ条約なのです。」とクルトゥルムシュ副首相は語り、第1次大戦後に中東の戦後の勢力圏を規定したイギリスとフランスの間で取り交わされた秘密協定を引き合いに出した。
 
特定の超大国がこの地域でいくつかの国に分割することを狙った合意の新たな段階(ニュー・フェーズ)に移行しようとしていると彼は話した。
 
「大国が注目していることはイスラム教の国々を宗派や民族ごとに分割し、民族間で更なる問題が生じることを試みようとしています。」
 
副首相は特定の勢力はシリアを大きく3つに分割することを話し合っていると語った。
 
「私たちの着目するところは、シリアを統合された国家として抵抗することなのです。」と主張した。
 
クルトゥルムシュ副首相はシリアの様々な民族と宗教グループをまとめることを要請した。
 
副首相は、シリア人が平和プロセスを通じて新たな政権を樹立することができると話した。
 
「しかし、私たちはシリアの領土保全を保証しなければなりません。」
 
副首相は、シリアの他のグループに対して5年にも及ぶ紛争に対して政治的解決への模索に参加するための最良の方法を見つけるよう促し続けている。
 
ダウトール首相もまた日曜日にシリアの領土保全の保証を強調し、シリア分割のシナリオ一切を拒絶した。
 
「私たちはシリアが力強く単一のシリアとして存続することに合意しています。シリアの分割を望んではいません。」とダウトール首相はブリュッセルへの出立に先立ち記者たちに語ったが、ブリュッセルでは、ドイツのメルケル首相と交代制議長国であるオランダのマーク・ルッテ首相と会談を行う。
 
「100年前、サイクス・ピコにより中東地域が分割されました。再び小さく分割することを許すべきではないのです。大きな地域に統合するよう努力しなければなりません。」
 
「イランとトルコが貢献できることがあるのです。」と首相は話した。
 
 
アサド政権の命運

クルトゥルムシュ副首相はアサド政権の運命についてシリア人が最後にNOと言うべきであると再び表明した。

 「5年の内戦と、シリア現体制による無実の市民への激しい爆撃の後で、シリア人たちがアサド政権が権力を有し続けるのを許すとは思えません。」と副首相は話した。
 
しかし、平和プロセスという文脈の中で、シリアでは転換期間が存在しうると付け加えた。
 
「将来のシリアはテロ組織や現政権から解放されるべきなのです。」と彼は話した。
 
国連の数字によると、シリア内戦が2011年に勃発して以来、25万人以上が亡くなり、1000万人以上が国から逃亡したという。
 
シリアの現体制側と反体制側は月曜にジュネーブでの国連主催和平会談うぃ始める予定となっている。
 
クルトゥルムシュ副首相は、シリアでの外国の干渉は地域紛争になり得ると警告した。
 
「席の大国、取り分け、アメリカとロシアはシリアでの戦争が限界に達していることに気付いており、これが平和プロセスへの新たな動機となるだろう。」と話した。
 
副首相はシリアでの本格的な平和プロセスが始めることに関して楽観的に発言している。
 
「今日の段階では、シリアでのキープレイヤーはシリア国民であり、超大国ではないのです。」と話した。
 
 
ロシアとの対決
 
クルトゥルムシュ副首相はシリアを巡ってのトルコとロシアの対決の考えについても否定した。
 
「ロシアの動きはトルコには向かっていません。」と彼は主張し、むしろ、ロシアは西側NATO同盟に目を向けていると話している。
 
「ロシアは東ヨーロッパでクリミアを併合することで北側の国境を拡大しました。これはNATOと西側諸国にとってのメッセージです。」と彼は話した。
 
「今日シリアに介入することで、ロシア人たちは南側のNATOとの国境を塗り替えています。」
 
トルコとロシアの緊張は、トルコ政府が領空を侵犯したロシア軍機を撃墜した昨年11月以来高まっている。
 
クルトゥルムシュ副首相はトルコはこれまでシリアで軍事介入を意図したことはないと話した。
 
「私たちはシリア人たち取り分け穏健派反対勢力と同胞のトゥルクメン人たちなどをを守ってきました。私たちはまた、交戦規定を公表し、トルコが国境を守るための権利を強調しています。」
 
副首相は、トルコはシリア内部にクルド人国家を樹立することを支持しないと言い続けた。
 
「この件に関しては何も言うことはありません。シリアは統合されたままであるべきなのです。」と彼は話した。
 
 
サウジアラビアとエジプトとの絆

トルコのサウジアラビアの関係について話しながら、クルトゥルムシュ副首相は昨年サウジアラビアのサルマン国王が王位に着いてから改善していると語った。
 
「今日、私たちは地域の危機、取り分けシリア人問題について同じ観点を有しています。しかし、私たちはシリアに介入する合同計画はありません。」と話した。
 
エジプトに関してはクルトゥルムシュ副首相はエジプトとの歴史的な良好関係を享受していると話した。
 
「エジプトに関しては、軍事クーデター以外では問題はありません。」と語り、エジプト軍の2013年の選挙で選ばれたモルシ大統領の追放を引用した。
 
モルシ打倒後、エジプト当局は元大統領支持者に対して執拗な取締りを始めており、数百人が殺害され、何万人が拘束されている。
 
モルシ元大統領自身を含む、モルシ元大統領の数百人の支持者たちと、エジプトムスリム同胞団は、暴力関連の刑により死刑を宣告されている。
 
トルコはモルシ氏の追放が軍事クーデターだと言い続けている。
 
「私たちはエジプト政権がより前向きに前進することを望んでおり、少なくともモルシ氏の支援者たちに言い渡された死刑が覆されることを望みます。」とクルトゥルムシュ副首相は話した。


出典:cappadociapress(http://cappadociapress.net/)