ドミナンスとは優越や支配力、占有率などの意味を持つ英語です。仮想通貨(暗号資産)においてドミナンスとは仮想通貨(暗号資産)市場における特定通貨の占有率を指します。その中でも特にビットコインの占有率のことを『ビットコインドミナンス』と呼び、分析などでもよく用いられています。
ビットコインは現状で仮想通貨(暗号資産)が基軸通貨ともいえる状況で、市場の占有率も高くなっています。ただ、過去ビットコインドミナンスが80%を超えていましたが、仮想通貨(暗号資産)市場が注目を集めた2017年の3月頃から2018年の頭にかけて急落し、一時30%台で推移する場面もありました。その後は価格の低迷などがありビットコインドミナンスは上昇基調を継続して2019年7月の段階で60%台で推移しています。
ビットコインドミナンスは仮想通貨(暗号資産)市場全体が盛り上がる場面においては低下する傾向があります。逆に市場全体が低迷、もしくはビットコインだけが注目されるといった場面においては上昇する傾向があります。短期的な分析には必ずしも向いているというわけではありませんが、市場全体の雰囲気を探るうえで重要なデータと言えるでしょう。