それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米国は上昇しての引けです。米中首脳会談がG20で実施といった報道を受け、米中貿易摩擦解消に向けた動きがみられるのではないかといった期待感からリスク志向の動きが強まっています。また依然として早期利下げ観測が意識されていることも株価を支えています。米国の金融政策に関しては昨日からのFOMCの結果を見極めたいとの思惑がありそうで、日中は様子見ムードが強まる状況です。為替相場は米国債利回りが低下する一方で、ユーロに対する売り圧力が意識されたこともあってドルが底堅い動きを見せています。また、円はまちまちでこちらも様子見ムードが強まりました。
こうした動きを受けて、東京株式市場は米株高を眺めての上昇となりそうです。ただ、地震の影響もあって、日中は伸びを欠く場面もありそうです。FOMCを控えていることも積極的にポジションを取りにくい要因となっています。FEDとしても市場の織り込みなどもあって現状ではタカ派的な対応を取りにくいところではありますが、最終的な決定を見るまでは様子見ムードが強まる可能性はありそうです。為替相場も狭いレンジとなる可能性はありそうです。