それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米国は上昇しての引けです。大きな動きではなかったものの、底堅い動きが展開されました。FOMCにおいて、年内の利下げに対する思惑が意識され、株価の上昇や米国債利回りの低下、ドルの低下などが意識されています。特に米国債利回りは短期債を中心に大幅に低下しており、市場は7月の利下げの可能性も意識しているといった状況となっています。
こうした動きを受けて、東京株式市場は上値の重い展開となるのではないでしょうか。米株は上昇したものの、ドル円は軟調地合いであり、上値を抑えられるのではないでしょうか。大きな動きにはなりにくいのではないかとみていますが、警戒感は強まりそうです。為替相場もドル円は108円を割り込む可能性が十分にあるでしょう。ドルに対する下落であり、クロス円が積極的に売り込まれるといった動きにはなりにくそうですが、警戒感は強まりそうです。