それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米国は大幅に上昇しての引けです。早期利下げ観測が意識される中でリスク志向の動きが維持されています。ただ、米国債利回りに関しては朝方は下落していましたが、調整の動きからプラス圏に転じています。その一方でドルに対しては売り圧力が意識されています。先行きに関する思惑から、一時的な調整はあっても米国債に対する買い、ドルに対する売りは意識されやすい状況ということができそうです。
こうした動きを受けて、東京株式市場は底堅い動きが展開されそうです。ドル円の軟調地合いは警戒されそうですが、ダウが250ドル近い上昇を見せており、しっかりとした動きが展開されるのではないでしょうか。為替相場はドル円が持ち直す動きを見せるのではないかとみています。米国債利回りが調整の動きから上昇したことなどから、ドルの下値は支えられるのではないかとみています。ただ、大きな動きにはなりにくい局面ではありそうです。