それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米株は下げ幅を拡大しての引けです。ブラード・セントルイス連銀総裁やパウエルFRB議長の発言を受けて、7月の50bpの利下げに対する思惑が後退したことを背景にリスク志向の動きが巻き戻されています。米国債利回りも低下幅を縮小しています。ただ、マイナス圏で引けており、依然として利下げに対する思惑は根強い状況です。為替相場はドルに対する買い戻しの動きが意識されて底堅い動きが展開されました。ドル円もじり安となっていましたが、米国の金融政策に対する思惑から買い戻されています。107円台を回復しており、ここからさらに上値を拡大するかどうかに注目です。
こうした動きを受けて、東京株式市場は売り圧力が強まりそうです。ダウの軟調地合いが意識され、下値を拡大しそうです。ドル円は107円台まで持ち直したものの、米国債利回りがマイナス圏で引けており、ドル円の上値も重そうです。リスク回避的な動きが意識されそうで、警戒感は強まりそうです。