それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米株は小幅に下落しての引けです。朝方は小幅に上昇しての動きが展開されましたが、トランプ大統領の発言を受けて米中貿易摩擦に対する懸念が強まり、リスク回避的な動きが意識されました。ただ、利下げに対する思惑などもあり、下げ渋る展開です。手掛かり材料が少ないことから大きな動きにはなりにくく、様子見ムードが強まっています。為替相場も比較的狭いレンジでの動きが意識されています。
こうした動きを受けて、東京株式市場は方向感の見えにくい展開となるのではないでしょうか。昨日は日経平均がやや下げ幅を拡大しましたが、その修正の動きが意識される可能性はありそうです。とはいえ、積極的に買い進むには材料不足であり、こちらも日中は様子見ムードが強まるのではないでしょうか。ただ、米国債利回りの上昇などを背景に、ドルインデックスが上昇しており、ドル円も底堅い動きが意識されそうです。となると、日本株は下支えられる可能性が高まりそうです。為替相場はドル円の堅調地合いが意識されそうで、そうなると市場全体にリスク志向の動きが意識される状況となるのではないでしょうか。