現状はバンドの上限から調整の動きが入り、中心線を抜けて下落したものの、-1σで支えられているといった展開です。ただ、バンドの中心線では抑えられており、狭いレンジでの動きが展開されています。坂東幅は緩やかに縮小しており、市場には徐々にエネルギーが蓄積されていくものと思われます。とはいえ、目先は方向感の見えにくい状況であり、バンドの上限もしくは下限に到達するまではレンジ圏での動きが維持されそうです。
RCIで見ると、短期線は底打ちから上昇していましたが、一時下落に転じています。ただ、現状では再び持ち直す動きを見せており、底堅い動きが意識されやすい流れです。一方、中期線は天井打ちから下落し、下値圏に入っています。中長期的には上値の重さが意識されやすい局面であり、短期線の方向感次第では売り圧力が強まる可能性があるでしょう。