まず昨日の動きですが、米株がまちまちでの引けとなっています。ダウは100ドル弱の上昇であり、底堅い動きが展開されました。米中貿易摩擦に対する警戒感は依然として根強いものの、世界的な金融緩和の流れが意識され、買い戻しの動きが展開されています。米国債利回りは大きく下落しており、警戒感は強まっています。ただ、2年債利回りと10年債利回りの格差の逆転は修正が入っています。とはいえ、10年債利回りが一時1.5%を下回るなど、先行きに対する懸念は依然として強い状況といったところでしょう。為替相場はユーロに対する売りが意識されたことで、ドルインデックスは底堅い動きを見せています。ダウの上昇を背景に円に対する買いの流れも一服する状況です。ドル円は106円台を回復していますが、積極的に買い進む動きも見られていません。
こうした動きを受けて、