それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米株が大幅に上昇しての引けです。米国の労働市場の先行きに対する楽観的な見方や米中貿易摩擦に対する警戒感が後退したことなどが意識され、買いの流れが強まる展開です。ダウは一時480ドルの上昇となり、そこからは抑えられたものの370ドルの上昇で引けています。リスク志向の動きが強まったことで、ドル円は107円台が意識される動きが展開されています。米国債利回りも大幅に上昇し、懸念が和らぐ状況です。ポンドに対する買いが強まったことでドルインデックスは上値を抑えられましたが、リスク志向の動きが意識される局面となっています。
こうした動きを受けて、 今日の東京株式市場は株価が大幅に続伸する可能性が高いでしょう。米株の大幅上昇や円安が意識され、買い優勢の展開となりそうです。週末ということでポジション調整が入る可能性もありますが、上値を拡大しやすい局面であり、日中も買いの流れが意識されやすいでしょう。為替相場もドル円は107円を意識しての動きが展開されそうです。一時的に106円台に入る可能性はありますが、基本的には円安地合いであり、上値を拡大しやすい状況です。107円台の半ばまで上昇してもおかしくないでしょう。