それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米株が小幅に上昇して引けています。朝方は売り優勢の流れとなりましたが、サウジアラビアの生産が予想よりも早期に回復するといった思惑や、FOMCを控えて積極的にポジションをとりにくいといった局面下で買い戻され、結局小幅に上昇する展開となっています。大きな動きにはなっておらず、FOMCを見極めたいとの思惑が強まりました。ただ、米国債利回りは米国の利下げ観測などもあってやや下げ幅を拡大し、ドルの上値を抑えています。また、原油価格は大きく下落しています。そうした中でドル円は108円台を維持しており、大きな動きにはなっていません。
こうした動きを受けて、 今日の東京株式市場は底堅い動きが意識されるのではないでしょうか。FOMCを控えていることから大きな動きにはなりにくいとみていますが、米株が引けにかけてプラス圏に浮上したことや、ドル円が108円台を維持していることなどを眺めてしっかりとした動きとなりそうです。とはいえ、FOMCを控えていることもあって積極的にはポジションを取りにくい局面ということができそうです。為替相場もドル円は108円を挟んで方向感の見えにくい流れとなるのではないでしょうか。