それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米株がまちまちで引けています。ダウが100ドル超の下落となる一方で、NASDAQは上昇して史上最高値を更新しています。リスク回避的な動きが強まっているわけではなさそうですが、米中貿易協議の先行きに対する警戒感や、小売りの動向などに懸念が残る状況ということができそうです。ダウはここまで史上最高値を更新する動きとなっていただけに、利食いなども意識されやすい状況ということができそうです。為替相場もドル円の上値が抑えられています。ただ、全体的には様子見ムードが意識されており、大きな動きにはなっていません。
こうした動きを受けて、今日の東京市場は株式市場の上値が抑えられるのではないでしょうか。ダウやドル円の軟調が嫌気される展開となりそうです。昨日日経平均は100円以上の下落となっていますが、続落する可能性が高いのではないでしょうか。ただ、積極的に売り込むには材料不足のところもあり、日中は大きな動きにはなりにくいのではないかとみています。市場全体に様子見ムードが意識され、新規の材料待ちといったところではないでしょうか。為替相場はドル円が108円台半ばでの推移ですが、上値の重い展開となりそうです。とはいえ、108円を割り込むなどといった動きにはさすがになりにくいのではないかとみています。