それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米国が大幅に下落しての引けです。トランプ大統領がブラジルとアルゼンチンの鉄鋼に関税を復活させると発表したことを受けて、世界的な貿易摩擦に対する警戒感が強まっています。ダウは250ドル超の下落となり、引けにかけて下げ幅を拡大する展開となっています。リスク回避的な動きは強まったものの、米国債利回りは長期債に対する売り圧力が強まっています。2年債利回りなどは低下しており、ドルインデックスも軟調です。リスク回避的な動きが意識されたことでドル円は一時109円を割り込む動きを見せています。
こうした動きを受けて、今日の東京市場は株式市場に売り圧力が強まりそうです。米株の軟調やドル円の下落が嫌気され、利食い売りが強まりそうです。日中も上値の重さが意識されそうで、警戒感が強まりそうです。また、為替相場もドル円は目先109円台を回復していますが、上値は重そうで、再度109円を割り込む可能性は高そうです。リスク回避的な動きの強まりを受けた円買い圧力が意識されそうで、上値は重いでしょう。