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それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。

まず昨日の動きですが、米国が上昇して引けています。ダウは一時200ドル超の上昇となるなど、リスク志向の動きが強まっています。米中貿易協議での合意が好感されており、上値を拡大しています。ただ、利食い売りなどに抑えられて上値を削っており、結局100ドル高水準での引けです。とはいえ、市場には楽観的なムードが漂っており、買い意欲が維持される状況です。リスク志向の動きの強まりを背景に、米国債利回りは上昇しての推移です。一方、ドルはユーロに対する買いの動きが意識されて上値を抑えられています。ドル円もNY時間帯はやや上値の重さが意識されました。ただ、クロス円は堅調地合いとなっています。

こうした動きを受けて、今日の東京市場は日経平均が上昇しての推移となるのではないでしょうか。引けにかけては上値を抑えられたものの、ダウは100ドル超の上昇であり、円に対する売り圧力も意識されています。リスク志向の動きが強まる中で株価の下値は堅いのではないでしょうか。昨日下落していることも買い戻しを意識させるでしょう。為替相場も基本的には円安基調と思われますが、ポンドの対する売り圧力が意識されており、その点は少し注意する必要があるでしょう。ただ、ドル円などは底堅い動きを見せるのではないかとみています。