それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米株が大きく下落しての引けとなっています。利益確定の売りや新型コロナウィルスの感染拡大に対する懸念からリスク回避的な動きが強まっています。これに関しては今後の展開がはっきりしないところではありますが、目先は売り材料として意識されそうです。為替相場も円に対する買いの動きが意識されています。米国債利回りが大きく低下しており、ドルに対する売りが強まっていることも円買いの思惑を強めています。
こうした動きを受けて、今日の東京市場は売り圧力が強まりそうです。昨日下落しているため、下値を支える動きが展開される可能性はありそうですが、ダウが150ドルの下落となっていることなどは警戒されるでしょう。ドル円は110円を割り込んでの動きとなっていますが、リスク回避的な動きが意識される中での110円台回復は難しいところではないかとみています。目先は下げ渋っていますが、上値の重い展開となるのではないかとみています。