それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米株が大幅下落となって引けています。コロナウィルスの感染拡大に対する警戒感が強まり、リスク回避的な動きが意識されています。ダウは一時500ドル超の下落となり、その後300ドル安水準まで持ち直したものの、引けにかけて再度下落し、結局450ドル安となっています。その他の市場も米国債利回りが大幅に低下し、原油価格なども大きく下げています。そうした中でドルインデックスはしっかりとした動きとなっています。ドル需要が意識されている可能性もあり、逆に警戒感が強まるところです。また、円は買い優勢の流れとなり、対ドルでもしっかりとした動きです。ドル円は109円を挟んでの動きであり、上値の重さが意識されました。
こうした動きを受けて、今日の東京市場は軟調地合いとなる可能性が高そうです。昨日500円近く下落しており、その調整が入る可能性もありますが、ダウの下落や円買いなどが嫌気されそうです。コロナウィルスの感染拡大に対する警戒感は依然として根強く、リスク回避的な動きが意識されそうです。問題は買い戻しの動きが意識されるかどうかといったところですが、ある程度は期待できるものの、上値の重い展開となるのではないでしょうか。為替相場も戻りは弱そうで、109円を割り込む水準での動きが継続されるのではないでしょうか。