それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米株が大幅下落となって引けています。ダウは2000ドル安となるなど、急落しています。コロナウィルスの感染拡大に対する警戒感に加え、サウジアラビアが増産へと舵を切るとの報道が嫌気された原油大幅安が嫌気され、リスク回避的な動きが強まっています。米国債利回りはおおばばに低下しており、ドルの上値を抑えています。市場には資産の現金化の流れが強まり、金なども引けにかけてプラス圏に浮上したものの、上値の重さが意識される状況となっています。
こうした動きを受けて、今日の東京市場は日経平均が大きく下落する展開となりそうです。昨日の段階で大きく下げており、その分の調整はありそうですが、ダウの2000ドル安やドル円の上値の重い展開などが警戒されて売り圧力がくすぶりそうです。為替相場は現状、ドル円が102円台での推移となっていますが、101円台に入る可能性も残りそうです。ただ、急落に対する調整も入りそうで、下げ渋る場面もありそうです。102円台は維持する可能性が高いのではないかとみています。