それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米株が大幅上昇となって引けています。コロナウィルスの感染拡大が一服するといった思惑や、原油価格の上昇などが好感されてダウが770ドル高となるなど上値を拡大しています。米国債利回りは底堅い動きを見せています。短期債は上値を抑えられているものの、10年債利回りなどは上値を拡大しています。株高を受けて債券に対する売り圧力が強まる展開です。また、ドルインデックスは上昇しています。大きな動きではないものの、しっかりとした動きが展開されています。ドル円も目先109円台に迫るなど底堅い動きとなりました。
こうした動きを受けて、今日の東京市場は底堅い動きが意識されるのではないでしょうか。ただ、昨日の段階で日経平均は400円もの上昇となっており、積極的に買い進まれるかは不透明です。ドル円の堅調地合いが好感されるのではないかとみていますが、日中は方向感の見えにくい展開となる可能性も十分にあるでしょう。為替相場はドル円が109円台に入るかどうかに注目です。一時的には入る可能性が高いものの、積極的に上値を拡大といった動きにはなりにくいのではないかとみています。