それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米株が上昇しての引けとなっています。ダウは550ドル高と上値を拡大しての動きであり、コロナウィルスの感染拡大が一服したとの期待感が相場を押し上げています。ただ、ファウチ米国立アレルギー感染症研究所所長が「5月1日の活動再開、米国の大半で楽観的過ぎる」などと発言するなど、予断を許さない局面であることは間違いなさそうです。また、IMFが世界経済の成長見通しを大幅に引き下げたことなども警戒されるところです。とはいえ、経済の先行きに対する警戒感は市場にもある程度は織り込まれているものと思われ、よほどのサプライズがない限りは大きな動きにはならない可能性はありそうです。また、金が上昇する一方、原油は下落しています。株高にもかかわらずの動きであり、警戒感は高まりそうです。また、米国債利回りは低下し、ドルも軟調地合いとなっています。少し違和感のある動きであり、今後の流れに注意が必要でしょう。
こうした動きを受けて、