それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米株が大幅下落となって引けています。リセッション入りに対する警戒感や企業業績への懸念などが強まり、リスク回避的な動きが意識されました。ダウは1160ドル安水準での引けとなるなど、急激に下げ幅を拡大しました。米国の金融引き締めに対する思惑などから経済の先行きに対する警戒感は根強く、米国債やドルなどの安全資産への逃避が強まっています。米国債利回りは長期債利回りを中心に下げ幅を拡大し、米10年債利回りは10bpを超える下げ幅となっています。一方でドルインデックスは上昇基調を強めています。また、リスク回避的な動きが強まったことで円に対する買い戻しの動きも強まり、ドル/円も128円台前半にまで押し込まれました。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均が急落する展開となりそうです。米株の大幅下落や円高基調などを背景にリスク回避的な動きが意識される状況であり、さらにここ最近の上昇などに対する修正の動きも意識されそうで、警戒感が強まる状況です。ダウが1000ドル以上下げており、朝方から急落する展開が予想されるところです。為替相場はNY時間帯の動きに対する調整の動きが見られていますが、円高修正の動きも大きなものにはならないのではないかとみています。全体的にリスク回避的な動きが強まる状況下であり、安易な押し目買いなどはリスクが高そうです。