それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米株が下落しての引けとなっています。日中は方向感の見えにくい、狭いレンジでの動きとなりましたが、上値の重い展開が継続しました。足元の経済に対する警戒感が強まり、売り優勢の流れとなっています。米国債利回りは短期債が底型動きを見せたものの、10年債利回りなどは低下しています。また、ドルはユーロなどの売りが意識されて底堅い動きとなり、ドル円も107円台半ばで支えられています。全体的には調整の動きが意識されており、金などが大きく下落しています。
こうした動きを受けて、今日の東京市場は株式市場がやや上値の重い展開となるのではないでしょうか。ダウの軟調地合いやドル円の軟調地合いなどを眺めて売り圧力が強まりそうです。ただ、ドル円に関しては下値の堅さも意識されており、積極的に下値を拡大といった動きにもなりにくそうです。様子見ムードが強まる中で上値の重さが意識されるといったところではないでしょうか。ドル円にしても上値は重そうですが、日中は大きな動きとはなりにくく、107円台半ばでの推移となるのではないでしょうか。