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それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。

まず昨日の動きですが、米国株式市場でダウが大幅に上昇しての引けとなっています。経済の再開に対する期待感や、各国地域の中央銀行のハト派的な金融政策に対する期待感などが意識され、リスク志向の動きが強まっています。ただ、米中対立に対する警戒感から、引けにかけて若干上値を抑えられています。とはいえ、ダウは500ドル超の上昇となっています。また、原油は上昇し、金は大きく下落しています。米国債利回りは上昇したものの、ユーロやポンドに対する買い戻しの動きが強まったため、ドルは上値を抑えられています。円はドル円が上値を抑えられたものの、クロス円は上昇しています。市場全体にリスク志向の動きが意識される局面ということができそうです。

こうした動きを受けて、今日の東京市場は株式市場が堅調地合いとなる可能性が高そうです。昨日の大幅上昇の調整とドル円の上値の重い展開がどのように意識されるかがポイントとなりそうですが、基本的には底堅い動きが意識されるのではないかとみています。為替相場は調整の動きが若干入りそうですが、円に対する売りの流れはくすぶりそうで、ドル円・クロス円ともにしっかりとした動きが展開されるのではないかとみています。