それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、 米国株式市場はダウが上昇しての引けとなっています。米国の経済指標が全体的に好調であり、リスク志向の動きが強まる展開となっています。ダウは450ドル高水準であり、大幅上昇となっています。また、米国債利回りも株高を受けて債券売り圧力が強まりしっかりとした動きとなっています。ただ、世界的な金融緩和の流れを受けて債券利回りに対する上昇圧力は弱まっています。米国債利回りもプラス圏ではあったものの、上値を抑えられています。また、ドルインデックスはユーロやポンドに対する買い意欲が強まり、下落する流れとなっています。ドル円も上値を抑えられての動きです。
こうした動きを受けて、 今日の東京市場は株式市場が底堅い動きを見せるのではないでしょうか。ダウの上昇などが好感されそうで、しっかりとした動きとなりそうです。ただ、ドル円が軟調地合いであり、さらに昨日日経平均は大きく上昇していることもあり、日中は上値を抑えられるのではないでしょうか。マイナス圏に転じる可能性も十分にあるとみています。一方、為替相場はドル円が107円台半ばでの推移となるのではないでしょうか。目先若干戻り基調ですが、ドルに対する売り圧力が意識されやすく、ドル円も伸びを欠きそうです。日中株式市場が伸び悩み、ドル円も上値抑えられるといった動きも十分にありそうです。