それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米国株式市場では米株が上昇しての引けとなっています。FOMCを控えて買い戻しの動きが意識されていましたが、FOMC後もしっかりとした動きが継続しています。ハト派的な金融政策が長期間維持されるといった発表が好感されており、緩和の効果を高める政策が検討されているといった状況となっています。市場の期待に沿ったものであり、リスク志向の動きが意識されています。米国債利回りは短期債を中心に低下しており、ドルの上値も抑えられています。中銀の政策が意識されており、こうした動きを受けて金は上値を拡大しています。ドルの軟調地合いを背景に、ドル円は105円を挟んでの動きとなっています。
こうした動きを受けて、東京市場では株価がしっかりとした動きとなるのではないでしょうか。ドル円の軟調地合いが警戒されるところですが、米株のしっかりとした動きや昨日の下落に対する調整の動きなどが意識されて底堅い動きが展開されそうです。FOMCを受けてのリスク志向の動きが好感される局面となるのではないかとみています。ただ、ドルの軟調地合いを受けてドル円の上値は重そうです。