それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米国株式市場では米株がまちまちでの引けとなっています。ダウが下落する一方、NASDAQなどは上昇しています。米消費者信頼感指数が市場予想に反して下落したことなどが嫌気される一方、その他の経済指標は比較的堅調であり、やや方向感の見えにくい展開となっています。ただ、米国債利回りが長期債を中心に上昇しており、27日からのジャクソンホールでのパウエルFRB議長の講演に対する思惑などがポジション調整の動きを意識させているようにも思われます。米国債利回りはしっかりとした動きとなったものの、ドルは軟調であり、ドル円も大きな動きではないものの、NY時間帯は上値の重さが意識される状況となりました。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均株価が方向感の見えにくい展開となるのではないでしょうか。昨日の大幅上昇に対する調整の動きは意識されそうであり、全体的には上値の重い流れとなるのではないかとみていますが、ドル円は昨日の日本時間15時からは上昇しており、下値を支えるものと思われます。米株はまちまちであり、積極的に売り込むといった展開にはなりにくいのではないでしょうか。ただ、全体的に様子見ムードからポジション調整の動きが意識されそうで、買いが強まるといった展開にはなりにくいのではないでしょうか。為替相場もやや円高に動く可能性がありそうですが、大きな動きにはなりにくいでしょう。