それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米国株式市場はまちまちでの引けとなっています。FOMCを受けてダウが一時360ドル高水準まで上昇しましたが、ハイテク株を中心に調整売り圧力が強まり、NASDAQなどは下げ幅を拡大し、ダウも30ドル高水準にまで上値を削って引けています。材料出尽くし感もあり、やや警戒感が高まる局面となっています。為替相場は米国債利回りの底堅い動きを受けてドルが堅調となっています。ドル円は105円台を回復しての推移となっていますが、上値の重さも意識される状況となりました。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均株価が売り優勢の流れとなりそうです。米株が引けにかけて上値を抑えられたことや、円高基調が意識されていることなどを背景に、売り圧力が強まりそうです。昨日日経平均はプラス圏での引けとなっており、その調整の動きも意識されるのではないでしょうか。一方、為替相場はドル円は株安を受けて上値は重そうですが、ドルに対する買いも意識されており、積極的に売り込まれる展開にはならないのではないでしょうか105円を挟んでの小動きとなるのではないかとみています。