それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米国株式市場は下落しての引けとなっています。おとといからの下落の流れが継続される局面であり、米経済指標の悪化などが嫌気される状況となっています。ただ、引けにかけては持ち直しており、積極的に売り込む展開にはなっていません。とはいえ、ダウは130ドル安水準で引けています。米国債利回りは低下しており、ドルの上値も抑えられています。また、金も大幅に下落しています。その一方で原油は上昇しています。市場全体としては動きが見えにくくなっています。ドル円は105円を割り込んでの推移であり、上値の重い展開となっています。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均株価が続落する可能性が高いのではないでしょうか。ドル円の軟調地合いや米株がマイナス圏での引けとなっていることなどを受けて売り圧力が強まりやすいでしょう。日中も上値の重さが意識されそうです。為替相場はドル円が軟調地合いとなりそうです。105円割れの水準で推移していますが、ドルの下落や株安などを眺めて上値を抑えられそうです。