それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米国株式市場は上昇しての引けとなっています。ハイテク銘柄を中心に買い戻しの動きが強まり、相場全体を押し上げた。ただ、ダウは一時150ドル安水準まで下落するなど、先行きに対する警戒感も根強い状況です。昨日、エバンス・シカゴ連銀総裁がタカ派的な発言をいして市場が一時動揺する場面もありました。その他の市場は米国債利回りが小幅まちまち、商品市場も原油や金は方向感の見えにくい展開となっています。様子見ムードが強まる局面ですが、ドルはユーロやポンドの軟調地合いやエバンス総裁の発言などを眺めて下値が支えられています。ドル円も堅調地合いとなっています。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均が大きく下落する可能性が高いのではないでしょうか。祝日開けの動きであり、米株の急落を織り込んでいないことから売り圧力が強まるのではないでしょうか。日中は昨日の米株の戻りやドル円の堅調などを背景に下げ渋るものと思われますが、マイナス圏での動きは維持されるのではないでしょうか。為替相場ではドル円が105円を挟んでの動きが維持されるのではないかとみています。日経平均の軟調が嫌気されそうですが、ドルに対する買い戻しの動きが意識される中で基本的には下値の堅い動きが展開されるのではないかとみています。