それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米国株式市場は大幅下落となって引けています。ハイテク銘柄への調整の動きが継続していることやコロナウィルス第2波に対する警戒感が意識される局面となっています。リスク回避的な動きが強まる中でダウが520ドル安水準となっています。その一方で米国債利回りは小幅まちまちとなるなど方向感の見えにくい展開です。米金融当局者の発言などに振らされる展開であり、方向感が見えにくくなっています。また、リスク回避的な動きの強まりを受けてドルに対する買い戻しの動きが強まっています。また、金が大幅に下落しており、現金化の流れが意識される状況となっています。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均が大きく下落しそうです。ドル円が底堅い動きとなっており、それが下値を支えそうですが、ダウが500ドル超の下落となっていることを考えると、リスク回避的な動きが強まるのではないでしょうか。ドル円に関しては105円台を維持できるかどうかに注目が集まりそうですが、ドルに対する買い意欲が強まる中で売り圧力が強まる可能性は低いのではないでしょうか。ただ、クロス円などは上値の重い展開となりそうです。