それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米国株式市場は上昇しての引けとなっています。一時200ドル超の下落となる場面もありましたが、ハイテク銘柄を中心に買い戻しの動きが意識され、結局50ドル高水準での引けとなっています。底堅い動きが意識される状況ですが、大きな動きにはなっておらず、先行きに対する警戒感は根強いところではないでしょうか。株式市場は上昇しましたが、米国債利回りは低下し、ドルの上値も抑えられています。ただ、どちらも小動きであり、方向感の見えにくい状況となりました。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均が大きく持ち直す動きとなるのではないでしょうか。米国株式市場はプラス圏での引けとなっており、ドル円も105円台半ばでの推移です。昨日の大幅下落に対する買い戻しの動きなども意識される可能性が高そうで、しっかりとした動きが展開されるのではないでしょうか。ただ、ドルは上値を抑えられているので、日中は伸び悩む可能性が高いのではないかとみています。週末ということもあり、ポジション調整の動きなども見られそうです。為替相場ではドル円がしっかりとた動きとなるのではないでしょうか。ドルは小幅に下落していますが、リスク志向の動きが意識されており、下値は堅そうです。105円台は維持されるのではないかとみています。