それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米国株式市場は大幅上昇となって引けています。ダウは28000ドルを回復しており、リスク志向の動きが強まっています。経済指標の堅調やトランプ大統領の退院などを背景に、買い優勢の流れが強まりました。米大統領選挙への動きも大詰めを迎えており、今回のトランプ大統領のコロナウィルス陽性がどういった影響を与えるのかに注目が集まります。とりあえずは足元の不安定さの解消からリスク志向の動きが強まる状況となっています。また、米国債利回りが株高などを背景に大きく上昇しています。しかし、ドルは上値を抑えられています。一方、円は軟調で、ドル円も底堅い動きが展開されました。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均が上昇する可能性が高そうです。米株の大幅上昇やドル円の堅調地合いなどが好感される動きとなるのではないでしょうか。昨日の上昇に対する利食いの動きなども意識されそうですが、基本的には買い優勢の流れとなりそうで、大幅続伸となる可能性も十分にあるでしょう。また、為替相場はドル円が底堅い動きを継続するのではないかとみています。ここまでの上昇に対する調整は意識されそうですが、ドルの上値が抑えられていることや、リスク志向の動きの強まりを眺めた円売りが下値を支えそうです。とはいえ、106円台に入る可能性は低いのではないかとみています。