それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米国株式市場は大幅下落となって引けています。日中は前日終値を挟んでの動きで方向感の見えにくい展開となっていましたが、トランプ大統領が景気対策協議の停止を指示したとの報道が嫌気され、売り圧力が強まる展開となっています。一方でハリケーンに対する警戒感から原油価格は上昇し、ドルの上昇を受けて金は下落しています。米国債利回りは長期債を中心に下げ幅を拡大する展開となっています。ドル円は105円台半ばでの推移で大きな方向感は出ていません。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均が下落する可能性が高まっています。米株の大幅下落などが嫌気され、日経平均株価も上値を抑えられそうです。ここ最近の上昇に対する調整の動きも意識されそうで、下げ幅を拡大する展開も視野に入れての対応となりそうです。ただ、ドル円は下げ渋っており、こうした動きが下値を支える可能性はありそうです。そのドル円ですが、ドルインデックスの堅調地合いが意識されての動きです。とはいえ、リスク回避的な動きが強まる中で円に対する買い圧力がくすぶりそうで、上値は抑えられそうです。