それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米国株式市場は上昇しての引けとなっています。米国の景気対策に対する思惑でやや乱高下する場面もありましたが、しっかりとした動きが展開されています。トランプ大東りょが空運会社や中小企業向けに絞った経済対策について議会に承認を求めたことなどが意識されています。すんなりと議会を通過するかは定かではありませんが、期待感が高まる状況となっています。その他の市場は全体的に方向感の見えにくい様子見ムードとなっています。ドルインデックスは小幅に下落していますが、ドル円は106円を挟んでの動きです。米国の景気対策の結果を見極めたいとの思惑が強まるなかでの様子見といった状況です。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均が底堅い動きを見せるのではないかとみています。昨日の上昇に対する調整が入る可能性もありますが、ダウの上昇やドル円の堅調などが意識されやすいのではないでしょうか。週末ということで日中は方向感の見えにくい流れとなっていくのではないかとみています。東京時間帯も様子見ムードが継続するのではないかとみています。為替相場もドル円は106円を挟んでの小動きとなっていくのではないでしょうか。ドルインデックスの上値の重い展開を眺めてやや抑えられる場面もありそうですが、積極的に売り込むといった流れにはなりにくいとみています。