それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米国株式市場は大きく上昇しての引けとなっています。昨日は米国はコロンブスデーで債券市場が休場となっていましたが、株式市場は米国の追加財政策に対する期待感から買いの流れが継続しており、リスク志向の動きが強まっています。ダウは250ドル高水準での引けとなっています。一時370ドル高水準となっていたところからは調整の動きが入っていますが、しっかりとした動きは維持されています。その一方でドル円は小動きとなっており、上値の重い展開です。円に対する買いが意識されており、クロス円も上値を抑えられました。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均が底堅い動きとなるのではないでしょうか。円に対する買いが懸念されるところですが、ダウの大幅上昇などを受けてリスク志向の動きが展開されそうです。昨日の日経平均が下落しての引けとなっており、その修正の動きも意識されるのではないでしょうか。為替相場はドル円が目先は下げ渋るのではないでしょうか。リスク志向の動きから、円に対する売りが入りそうです。ただ、積極的に買い進まれるかは不透明であり、ドルインデックスの動きなどを見極めながらとなりそうです。