それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米国株式市場は下落しての引けとなっています。米国の追加財政策交渉の難航に対する警戒感などが意識されて上値を抑えられる状況です。ただ、買い戻しの動きも見られ、日中は下げ渋る場面も見られました。結局ダウは160ドル安水準での引けとなり、リスク回避的な動きが意識される状況です。米国債利回りも低下しており、ドルの上値も抑えられています。ドル円はNY時間帯は小動きとなりましたが、全体的には上値の重さが意識される状況ということができそうです。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均が上値の重い展開となるのではないでしょうか。昨日はプラス圏に浮上しましたが、ダウが軟調でドル円も上値の重い展開となっていることを考えると、リスク回避的な動きが意識される可能性が高そうです。ドル円は105円台を維持することができるかどうかがポイントとなりそうですが、ドルインデックスが下落しているとはいえ、大きな動きにはなっていないことなどを考えると、ドル円も積極的に売り込まれる展開にはなりにくいのではないかとみています。日中は上値の重い展開が続きそうですが、様子見ムードが強まりそうです。