それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米国株式市場はダウが大幅上昇となって引けています。ファイザーの新型コロナウィルスワクチンの開発に対する期待感が高まったことでリスク志向の動きが強まり、ダウは一時1600ドル超の上昇となっています。30000ドルに迫る水準まで上昇するなど、買い優勢の流れが強まりました。しかし、引けにかけては調整の動きが強まり、NASDAQなどはマイナス圏に転じる動きとなっています。とはいえ、ダウは800ドル超の上昇となるなど、期待感は高まっています。米国債利回りも大きく上昇し、ドルに対する買い意欲も強まる状況です。ドル円は105円台での推移であり、クロス円も上昇する動きとなりました。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均が大きく上昇する可能性が高そうです。米株は引けにかけて上値を抑えられましたが、それでもダウが800ドル超の上昇となっており、さらにドル円の上昇なども好感されるでしょう。ただ、円に関しては目先はやや上値の重さも意識されており、調整の動きが入る可能性は高そうです。株式市場も朝方の上昇後は伸び悩む可能性が高そうで、日中は調整の動きを意識しながらの展開となるのではないかとみています。