それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米国株式市場は下落しての引けです。コロナウィルスの感染拡大に対する警戒感などが意識され、引けにかけて下げ幅を拡大する展開となっています。ワクチンの開発に対する期待感も高まっていますが、欧米を中心に感染が拡大しており、経済に対する悪影響も懸念されています。そうした状況下で米国債利回りは小幅まちまち、ドルは上値の重い展開となっています。ドル円はNY時間帯の朝型に下落の勢いが強まり、日中安値を更新したものの、日中は持ち直す動きも見せています。ただ、103円台中盤から後半での推移であり、上値の重い展開となっています。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均が続落する可能性が高そうです。米株の軟調に加えて円高基調となっており、売り圧力が強まりやすい状況ということができるでしょう。ここまでの上昇に対する利食いの動きなども意識されそうで、下げ幅を拡大する可能性が高そうです。ドル円に関してもリスク回避的な動きが意識されて上値の重い展開となりそうです。103円台中盤まで押し込まれる可能性も十分にありそうです。ドルの先安観が意識される状況であり、ドル円も上値の重い展開が継続しそうです。