それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米国株式市場はまちまちでの引けとなっています。朝方は経済指標の好調を眺めて買い意欲が強まり、ダウが一時30000ドルを回復する水準まで上昇しました。しかし、引けにかけては利益確定の動きに抑えられて30000ドルを割り込んで引けています。ダウは80ドル高水準となりましたが、S&P500などがマイナス圏での引けとなっています。ダウは30000ドルを意識しての動きが継続しており、やや様子見ムードといった状況になっています。米国債利回りは低下しての推移で、ドルインデックスも軟調地合いです。ドルに関しては先安観測が強まっており、下値を拡大しやすい地合いが継続しています。ドル円も104円台を割り込んでおり、警戒感が強まる状況ということができるでしょう。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均が上値を抑えられるのではないでしょうか。ダウは上昇したものの、引けにかけて上値を削る展開となっています。さらにドル円が104円台を割り込む動きを見せており、リスク回避的な動きが意識される可能性が高まっています。ここまで日経平均株価は堅調な動きを見せていただけに、その調整の動きが入るのではないかとみています。また、ドル円に関しては104円割れの水準であり、ここからさらに売り込む動きとなるかは不透明ですが、ドル売り圧力が根強く、上値は抑えられそうです。103円台中盤から後半での動きとなるのではないでしょうか。