それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米国株式市場はまちまちでの引けとなっています。朝方は米国でのコロナウィルスワクチンの接種が開始といったニュースを背景に買い意欲が強まりましたが、買い一巡の後は調整の動きや、コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感などが意識されて売り圧力が強まりました。ダウは日中安値圏での引けであり、180ドル安水準となっています。ただ、NASDAQはプラス圏での動きを維持して引けています。米国債利回りは小幅まちまちとなり、ドルは軟調地合いとなっています。ポンドに対する買い意欲が強まったことで、ドルインデックスの上値が抑えられる展開です。ドル円は104円を挟んでの動きであり、欧州時間帯に下落していた流れから持ち直しての推移です。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均がやや上値の重い展開となるのではないでしょか。ドル円は押し戻していますが、昨日の東京時間の引けの水準であり、ダウの軟調が警戒されそうです。引けにかけて下げ幅を拡大していることが嫌気されそうで、リスク回避的な動きが展開されるのではないでしょうか。ドル円も持ち直したもののドルインデックスの軟調地合いが意識されて上値を抑えられそうです。日経平均の昨日の上昇に対する調整とあわせて売り圧力が意識されそうです。