それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米国株式市場は大幅上昇となって引けています。コロナウィルスワクチンの接種に対する期待感などが好感されて上値を拡大しています。先行きに対する警戒感もくすぶるものの、ダウは30000ドルを回復しての引けであり、リスク志向の動きが意識されています。そうした中で米国債利回りは短期債に対する買い戻しが意識されたものの、長期債利回りはプラス圏での推移です。また、リスク志向の動きが強まったことで、ドルが軟調地合いとなっています。ドルの上値が重い展開を眺めてドル円が103円台半ばまで押し込まれ、クロス円もつれ安となっています。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均が底堅い動きを見せるのではないでしょうか。ドル円が軟調であり、積極的に買い進まれる展開にはなりにくいものの、ダウの堅調地合いなどを受けてリスク志向の動きが意識されそうです。ただ、日中はドル円の軟調などが上値を抑える展開となるのではないでしょうか。そのドル円ですが、ドルインデックスの軟調地合いを受けて上値の重い展開が継続しそうです。103円台半ばでの動きが展開されそうで、先行きに対する警戒感が強まりそうです。