それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米国株式市場は上昇しての引けとなっています。ダウは初めて31000ドルを突破しての引けとなっており、市場にはリスク志向の動きが強まる状況となっています。米国債利回りも上昇し、ドルも買われる展開となっています。ドル円は103円台後半での推移であり、クロス円も全体的に上昇する動きです。米経済指標の好調などが好感され、買い意欲が強まる局面となっています。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均が上昇する展開となりそうです。株高に加えてドル円の上昇などが意識されて上値を拡大する可能性が高まっています。リスク志向の動きが意識される中で上値を拡大する展開が期待できるところです。ドル円も目先はやや上値を抑えられていますが、104円台に入る可能性は十分にあるでしょう。市場全体に楽観的なムードが広がりそうです。ただ、今日は米国で雇用統計が発表となります。ADpが悪かっただけに警戒感が高まるところではあります。その意味で、東京市場も上昇一服となった後は調整の動きも散見されるのではないかと思われます。