それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米国株式市場は上昇しての引けとなっています。日中は前営業日終値を挟んでの動きが継続していましたが、引けにかけて底堅い動きが展開されています。米国の金融政策に対する思惑からリスク志向の動きが意識される状況です。ただ、全体的にはやや乱高下する局面となっています。米国債利回りは日中大きく上昇する場面もありましたが、引けにかけて下落し、マイナス圏に転じています。低金利政策を長期間維持するとの思惑から、債券に対する買い意欲が強まっています。米国債利回りの低下を眺めてドルに対する売り圧力も強まっています。ドル円も104円を割り込む動きであり、上値の重さが意識されています。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均がやや上値の重い展開となるのではないでしょうか。昨日は持ち直す動きを見せていますが、今日はダウは小幅に上昇したものの、ドル円が104円台を割り込む動きとなっており、警戒感が強まる状況です。ドルインデックスも上値の重さが意識される局面となっています。日中もドル円の上値は重そうで、株価の上値を抑えるのではないでしょうか。