それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米国株式市場は小幅に下落しての引けとなっています。朝方は企業決算に対する期待感などからダウは160ドル高水準となりましたが、調整の動きやFOMCを見極めたいとの思惑から上値を抑えられ、引けにかけて下げ幅を拡大しました。しかし、積極的に売り込む展開にはなっておらず、様子見ムードが強まる状況です。その他の市場も比較的落ち着いた動きが展開されましたが、ドルの上値がやや重い展開となっています。ドル円も103円台半ばでの推移となっています。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均が小動きとなるのではないでしょうか。米株の小幅安やドル円の軟調などを受けてやや上値の重さが意識される可能性はありますが、昨日の大幅安に対する買い戻しの動きなどもありそうで、積極的には動きにくいところではないでしょうか。さらにFOMCを控えていることもあり、様子見ムードが強まるのではないでしょうか。為替相場はドル円が底堅い動きとなるのではないかとみています。とはいえ、ドルの軟調などを背景に積極的に買う動きにもなりにくそうで、方向感の見えにくい展開となるのではないでしょうか。