それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米国株式市場は上昇しての引けとなっています。アジア株や欧州株の上昇の流れを引き継ぎ、底堅い動きが展開されました。また、30000ドルを割り込んでいたことで、買い戻しの動きも意識されたようで、ダウの上げ幅は一時350ドル強にまでなりました。引けにかけてやや上値を抑えられたものの200ドル超の上昇となって引けています。ゲームストップ株は大幅下落となっており、市場の攪乱要因として懸念されるところですが、とりあえず懸念は強まりませんでした。為替相場はユーロなどの売り圧力が強まる中でドルに対する買いが意識され、ドル円が一時105円台を回復しています。目先は105円を割り込んでの動きですが、104円台後半での推移を続けており、底堅い動きが展開されています。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均が上昇する可能性が高そうです。昨日の段階で日経平均は大幅上昇となっていますが、ダウの上昇やドル円の上昇などが好感されて上値を拡大する可能性が高いのではないでしょうか。ダウが引けにかけて上値を削ったこともあり、日中は伸びを欠く場面もありそうですが、下値は堅いのではないかとみています。為替相場はドル円が105円台を再度回復することができるかがポイントとなりそうです。リスク志向の動きが意識される中で可能性は高そうですが、105円上の水準では利食い売りも見られそうで、積極的に上値を拡大する動きにはなりにくいでしょう。