それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米国株式市場はまちまちでの引けとなっています。朝方は調整売りの流れが強まり、ダウは160ドル安水準となりました。しかし、その後は米経済指標が好調だったことや、米新政権の経済対策に対する期待感などから買い戻しの動きが入り、結局プラス圏での引けとなりました。NASDAQはマイナス圏での引けであり、市場全体としては方向感の見えにくい流れということができそうです。米国債利回りは大きく上昇しましたが、ドルは小幅に下落しての推移です。前日終値を挟んでの動きから、やや上値の重さが意識される展開となりました。また、ドル円は105円台前半での推移が続いています。底堅い動きではあるものの、上値の重さも意識される状況となっています。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均がやや上値の重い展開となるのではないでしょうか。ダウは小幅に上昇しており、ドル円も105円台での推移ではあるものの、ここまでの上昇に対する調整の動きが入る可能性は高そうで、上値を抑えられるのではないでしょうか。とはいえ、積極的に売り込む展開にはなりにくく、日中はプラス圏に浮上することもありそうです。米雇用統計を控えていることもあり、様子見ムードが強まり大きな動きにはなりにくいところではないでしょうか。