それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米国株式市場は上昇しての引けです。アジア株や欧州株の上昇や米国の追加経済対策に対する期待感、金融政策の先行きに対する思惑などを背景に、リスク志向の動きが強まっています。日中は調整の動きも見られましたが、引けにかけて上値を拡大し、日中高値圏での引けとなっています。一方でドルはやや上値の重い展開となっています。米国債利回りがまちまちとなる中でドル/円の軟調などが意識されています。ただ、為替相場は全体的には方向感の見えにくい展開となっており、様子見ムードが強まる状況となりました。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均がやや上値を抑えられるのではないかとみています。ダウの上昇などを受けてリスク志向の動きが強まっていますが、ドル/円が上値の重い展開となっており、さらに昨日の大幅上昇に対する調整の動きが意識されやすいところではないかとみています。ただ、積極的に売り込む展開にはなりにくいところであり、前日終値を挟んでの動きとなる可能性は高いのではないかとみています。為替相場はドル/円は105円台は維持するのではないかとみています。こちらもリスク志向の動きが意識される中で下値を拡大するといった動きにはなりにくいところです。株価もドル/円も底堅い動きは意識されそうで、プラス圏で推移する場面もありそうです。