それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米国株式市場は小幅まちまちでの引けとなっています。全体的に様子見ムードが強まり方向感の見えにくい展開となっていますが、米新規失業保険申請件数が市場予想よりも悪かったことや、調整の動きに上値を抑えられる一方、米国の追加経済対策に対する期待感などが下値を支える展開となっています。ダウは小幅に下落しての引けですが、前営業日終値を挟んでの動きであり、全体的には小動きとなりました。米国債利回りは米30年債入札を受けて上昇する展開となっています。また、ドルも米国債利回りの上昇などを眺めてプラス圏での推移となっています。円はドル/円の堅調を眺めてクロス円もしっかりとした動きとなりました。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均が様子見ムードとなりそうです。ここまでの上昇に対する調整の動きは意識されそうですが、ドル/円の底堅い動きなどを眺めて下値の堅い動きとなりそうです。比較的堅調地合いとなりそうですが、昨日の上昇などもあり、日中は上値の重い展開となるのではないでしょうか。為替相場はドル/円が堅調地合いを維持するのではないかとみています。大きな動きにはなりにくく、105円台回復も難しそうですが、米国債利回りの上昇などを眺めて104円台後半での動きとなるのではないかとみています。