それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米国株式市場は大幅上昇となって引けています。朝方は利食いの動きなどを受けて売り圧力が強まり、ダウは160ドル安水準まで下落してものの、売り一巡後はパウエルFRB議長の低金利政策の長期間維持との発言を好感して買い圧力が強まり、史上最高値を更新する動きとなっています。株式市場の上昇やインフレに対する警戒感から米国債利回りは上昇しての推移となっています。ただ、ドルはポンドなどの上昇などに上値を抑えられる展開となっています。ドル/円は一時106円台を回復したものの、上値は重く、再度105円台後半での推移となっています。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均が大きく上昇しそうです。昨日の大幅安から買い戻しの動きが強まりそうで、30000円を回復する可能性も高そうです。ダウの大幅上昇や、ドル/円の上昇などが好感されそうで、買い優勢の流れが強まるでしょう。ドル/円も再度106円台を回復する可能性もありそうです。ただ、ドルインデックスの上値が重い状況ですので、積極的に買い進むといった動きにはなりにくいところでしょう。