それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米国株式市場は大幅下落となって引けています。米中古住宅販売成約件数が市場予想を下回ったことなどを受けて上値の重い展開となり、利食い売りが強まりました。ダウは一時660ドル安水準となり、引けも550ドル安水準となるなど、売り圧力が強まっています。また、米国債利回りが7年債入札の不調などを背景に大幅に上昇しており、インフレに対する警戒感も強まっています。一方でドルはNY時間午後に持ち直す動きとなり、現状は前営業日終値を挟んでの動きとなっています。また、円はまちまちで、ドル/円は106円台を維持して堅調地合いとなっています。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均が大幅反落となりそうです。ドル/円は底堅い動きを見せていますが、米株が急落しており嫌気されそうです。昨日の大幅上昇に対す調整の動きも意識されそうで、30000円を割り込む可能性が高そうです。30000円を挟んで荒い値動きとなっており、警戒感が高まりそうです。一方、ドル/円は106円台を維持することができるかどうかに注目です。リスク回避的な動きが意識されていますが、米国債利回りの上昇などを背景にドル/円は比較的堅調地合いであり、積極的に売り込む流れにはなりにくそうです。ただ、上値を追うといった展開にもなりにくそうです。