それでは、今日のFXの戦略を考えてみましょう。
まず昨日の動きですが、米国株式市場はまちまちでの引けとなっています。米国の追加経済対策が下院を通過したことなどを背景に買い意欲が強まる展開となりましただが、NASDAQは調整の動きが意識されてマイナス圏での引けとなっています。ただ、ダウは460ドル高水準での引けとなっており、リスク志向の動きが意識される局面となっています。米国債利回りは10年債入札がやや不調だったものの、応札倍率が前回と概ね変わらなかったことなどを受けて全体的には様子見ムードが強まる展開となっています。米10年債利回りは小幅に下落しての推移で、こうした動きを受けてドルは小幅に下落しています。ドル/円は108円台半ばでの推移となっています。
こうした動きを受けて、東京市場では日経平均がやや上値の重い展開となるのではないでしょうか。ダウは上昇していますが、ドル/円の上値が重いために上値を抑えられそうです。ただ、市場全体で見ればリスク志向の動きが意識されるところであり、積極的に売り込む流れにはなりにくいでしょう。逆に日中は買い戻しの動きが強まる可能性も十分にあるでしょう。為替相場はドル/円が108円台半ばでの推移を継続するのではないでしょうか。株価が上昇となれば再度109円を目指す動きとなってもおかしくはなさそうです。